グリニッジ天文台への行き方は数通り!簡単にアクセス!

19/08/2023

royal_observatory_greenwich

(画像:http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Observatory,_Greenwichより)

町全体がユネスコの「世界遺産」に指定されているグリニッジ(1997年「グリニッジの海洋建築物群」として)。

グリニッジは、ロンドンの喧騒から少し離れテムズ川のほとりに位置し、世界の時間はここグリニッジを基準として1884年から計測されています。

歴史的に意味を持つ場所であるだけではなく、緑豊かな公園、マーケットの賑わい、海洋の歴史を体感できるカティーサーク、美しい建物も楽しむことができます。

グリニッジ天文台からの眺めは素晴らしいので、ロンドン観光をする機会があるなら、ぜひともグリニッジまで足を延ばしてみて欲しいです!

天文台までのちょっとした坂道を登る必要がありますが、
「登ってよかった!」
と感じること間違いなしです(下りは早いですから笑)!

グリニッジ天文台への行き方

グリニッジへの行き方は主に3通りあります。

電車を利用する

ロンドン・ブリッジ駅から

ロンドン・ブリッジ駅へは、ジュビリー線(Jubilee)、または、ノーザン線(Northern)で行くことができます

ロンドン・ブリッジ駅から「サウス・イースタン・トレイン・サービス(South Eastern Trains Service)」を使ってグリニッジまで。

所要時間:約8分(20分間隔運行)
電車代:£2~£3

また、同じルートでテムズリンク(Thameslink)が1時間に1本運行しています。

カナリーワーフDLR駅から

カナリーワーフ駅(Canary Wharf)へは、ジュビリー線(Jubilee)で行くことができます。地下鉄(Tube, Underground)の駅からカナリーワーフDLR駅へ移動します。

グリニッジDLR駅までトラムで。
所要時間:約11分
利用料金:£1〜£7

チャリングクロス駅(Charing Cross)から

1. チャリングクロス駅から、サウス・イースタン・トレイン・サービス(South Eastern Trains Service)で「ルイシャム駅(Lewisham)」へ。
所要時間:18分
料金:4ポンド前後

2. そして、ルイシャム駅から、DLR Station(無人トラム)にて「グリニッジDRL駅(Greenwich)」へ。
所要時間:5分程度
料金:1~7ポンド

フェリーを利用(おすすめ!)

グリニッジ乗船場

ぜひとも体験していただきたいお勧めの行き方です!
美しい観光スポットを眺めながらのんびりと行けます。

乗船場(pier:ピア)は、主要な観光スポット付近にいくつかあり(リストは後述)、チケットを購入して乗り込みます。

ロンドン・パス(London Pass)を持っている場合、QRコードをスキャンするだけです。

下船は「Greenwich Pier(グリニッジ)」です。

主な乗船場 読み方
Kew Gardens Pier キュー・ガーデンズ
Putney Pier パットニー
Wandsworth Riverside Quarter Pier ワンズワース・リバーサイド・クォーター
Cadogan Pier カドガン
Chelsea Harbour Pier チェルシー・ハーバー
Battersea Power Station Pier バタシー発電所
Millbank Millennium Pier ミルバンク・ミレニアム
Westminster Millennium Pier ウェストミンスター・ミレニアム
Embankment Pier エンバンクメント
Blackfriars Millennium Pier ブラックフライアーズ・ミレニアム
Bankside Pier バンクサイド
London Bridge City Pier ロンドンブリッジ・シティ
Tower Millennium Pier タワー・ミレニアム
Canary Wharf Pier カナリー・ワーフ埠頭
North Greenwich Pier ノースグリニッジ
Greenwich Pier グリニッジ
Barrier Gardens Pier バリア・ガーデンズ

バスを利用

1. ラッセル・スクエア駅(Russell Square Station)を出発する「188番」のバスに乗車。
2. National Maritime Museum(国立海洋博物館)で下車。

タクシーや車で行く場合

もちろんタクシーや車を使ってグリニッジに行くこともできます。

車の場合、駐車スペースだけでなく、超低排出ゾーン(The Ultra Low Emission Zone、ULEZ)ではないか出かける前に確認したほうがいいかもしれません(超低排出ゾーンは拡大されているため)。

タクシーの場合、おそらくグリニッジ公園の入り口辺りで降ろされるのではないかと想像しますので、そこからの行き方は以下をどうぞ。

グリニッジに着いたら

グリニッジに着いたら、カティーサークを過ぎて、グリニッジ大学を左手に進みます。

しばらくすると、右手にグリニッジマーケットに入る路地、そして「Greenwich Tavern」というパブが見えます。

そうすると目の前が、グリニッジ公園の入り口(他にも入り口はあると思いますが)。

目の前にある道をまっすぐ進むと天文台です。

天文台は丘の上にあるので、ちょっとした坂道を登る必要があります。

「あれ?この坂しんどいかも・・・」
と、思ったりするかもしれませんが、どんどん登ってください!

登った後の景色が素晴らしいです。
そしてせっかくの機会なので、ぜひとも入場料を払って天文台内と子午線を観てくださいね!
坂のことも忘れるぐらい楽しいですよ。

グリニッジ天文台の入場料

グリニッジ天文台(Royal Observatory)の入場料は、大人£18、4~15歳は£9、25歳未満および学生は£12(学生証やID等の提示要)

ロンドンパス(London Pass)を持っていれば、グリニッジ天文台に入場することができます。

よくテレビ番組でも紹介されている「子午線」を観たいなら、入場料を払って天文台の中に入った方がいいです。

入場していない人たちがフェンスの周りでフェンス内の「子午線」の写真を撮っているのを見かけますが、せっかく坂道を登ってたどり着いたのだから記念に入場するのがおすすめです。

グリニッジ天文台周辺

クイーンズ・ハウス (the Queen’s House)

イングランドの建築家イニゴ・ジョーンズによって設計されたクイーンズハウスは、元々は王室の宮殿であり、チャールズ1世の妻ヘンリエッタ・マリアが使用しました。

クイーンズ・ハウスでぜひチェックしておきたいところは、立法正方形の部屋、美しいチューリップの階段と呼ばれる螺旋階段です。
現在、このクイーンズ・ハウスははオリジナルの形に復元されています。

入場料は無料。
世界遺産に登録されています。

国立海洋博物館 (National Maritime Museum)

イギリスの海洋史に関する豊富なコレクションを持つ博物館です。航海、探検、貿易に関する収集品や展示物が多数展示されており、イギリスの海洋に関する歴史や文化を深く理解することができます。
子供向けの展示も多数あり、家族連れでの訪問にも適しています。

入場料は無料。
世界遺産に登録されています。

カティーサーク (Cutty Sark)

19世紀に建造された帆船で、かつては茶や羊毛の貿易に使われていました。
カティサークは、世界で唯一生き残ったクリッパー(速さを優先するように設計された帆)であり、船体でみられる生地は、建設時のものであるとのこと。

現在は博物館として公開されており、船の歴史や当時の生活を体験することができます。船の内部は詳細に復元されており、当時の船乗りの生活を垣間見ることができます。
また、カティサークの船首像のコレクションや、カティサークの下に立ち、船体を眺めることもできます。

入場料:大人£18、16歳~24歳および学生は£10、4歳~15歳は£8、4歳未満と障害者の介護者は無料。
ロンドンパスを持っている場合、QRコードのスキャンで入場できます。

グリニッジマーケット (Greenwich Market)

グリニッジマーケットもグリニッチの世界遺産に含まれています。歴史的な市場で1700年代から続いています。
アート、アンティーク、ハンドメイドの商品、食品、ファッション、ジュエリーなどが取り扱われています。
特に週末は多くの出店者や訪問者で賑わい、グリニッジの魅力的な文化を体験することができます。