冬のロンドン観光?おすすめはコレ!
ロンドンの緯度は札幌のそれに近く、積雪量が少ないものの冬にはかなり冷え込みます。
気温は零下になることも珍しくなく、また、日も短く午後4時ぐらいには暗くなり始めます。
12月はクリスマスで賑わいを見せますが、1月・2月は閑散期にもあたる月。
寒いし、暗くなるし、ロンドン旅行は「はずれの時期?」というイメージがなんとなくありますが、本当でしょうか?
- 1. 「ロンドン観光」12月・1月・2月は?
- 1.1. ロンドンの冬でおすすめなのは12月
- 1.2. トラファルガー広場(Trafalgar Square)のクリスマスツリー
- 1.3. ジェフリー博物館(Geffrye Museum)
- 1.4. デニス・セヴァーズの家を訪問(Dennis Severs’ House)
- 1.5. サウスバンクセンターのウィンターフェスティバル(Southbank Centre Winter Festival)
- 1.6. コベント・ガーデン(Covent Garden)
- 1.7. ロンドン美術館(London Museum)
- 1.8. セント・ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)
- 1.9. キューガーデン(Kew Gardens)
- 1.10. スケート
- 1.11. カナリーワーフのライトアップ(Winter Lights at Canary Wharf)
- 1.12. ハイドパークでの寒中水泳大会(ピーターパン・カップ)
- 1.13. 冬のセール、バーゲン
- 1.14. 大晦日の花火(London New Year’s Eve Fireworks)
- 1.15. チャイニーズ・ニューイヤ(中国の旧正月:Chinese New Year)
「ロンドン観光」12月・1月・2月は?
冬のロンドンがハズレだなんて、そんなことはありません!
「閑散期」だからこそ、格安でロンドン旅行ができる美味しい時期です。
ホテルやB&B(ベッド&ブレックファースト)も、ホリデーシーズンが終わっているので、繁忙期より安い料金で利用できるのはうれしいです。
加えて1月は「ジャニュアリ・セール(January Sale)」とイギリス人が呼んでいるように、冬物のセールがばんばん行われます。
もしあなたが、美術館や博物館巡りが目的なら、ホリデー時期を避けることができるので静かな館内でゆっくり鑑賞することができます。
人込みや混雑を気にしなくていいのはストレスにならなくていいです。
また、観光スポットでも待ち行列に加わる必要もありませんし、広々とした公園をスイスイ散歩することだってできるのです。
そんな冬のロンドンで楽しめることをご紹介します。
ロンドンの冬でおすすめなのは12月
ロンドンに住む人々も観光客も、クリスマスと新年を祝おうと身も心もウキウキとしている時期です。
ハイストリートには、目もくらむようなイルミネーションがあちこちに飾り付けられています。
クリスマスマーケット(市場)では、さまざまな工芸品、季節の食材、クリスマス仕様のワイン、チーズ、クリスマスのお菓子などを購入することができます。
トラファルガー広場(Trafalgar Square)のクリスマスツリー
トラファルガー広場では、ロンドンで最大のクリスマスツリーが飾られます。
このもみの木は、毎年、ノルウェーのオスロから贈られています。
最初に贈られたのは1947年で、それからずっと人気のあるディスプレイです。
このツリーを飾るために油圧クレーンを使っています。
(飾り付けはとてもシンプルです。かなりの期待を抱きながら見た私はさほど感動しませんでしたが・・・。)
ジェフリー博物館(Geffrye Museum)
昔の家の様子を展示した博物館です。
1600年代から年代別に当時のクリスマスの様子が展示されています。
テーブルセット、床の上のラグ、カーテン、家具など、1600年代から現代までどんどい様子が変わっていくのを見るのはとても興味深いです。
現代のティーネイジャーの部屋の様子も展示されています。
デニス・セヴァーズの家を訪問(Dennis Severs’ House)
ジェフリー博物館に興味があるなら、デニス・セヴァーズの家もおすすめです。
展示物だけでなく、音や臭いなども再現されているので、本当に200年前にタイムスリップしたような気分に浸れます。
予約で入れないことが多いので、事前にオンライン予約していくのがおすすめです。
サウスバンクセンターのウィンターフェスティバル(Southbank Centre Winter Festival)
クリスマスが近づいてくると、イギリス国内でクリスマスのマーケットが開かれます。
ロンドンなら、サウスバンクセンターのウィンターフェスティバルがおすすめです。
ロンドンの灰色な空の下で心までちょっとグレーになりがちですが、サウスバンクのマジカルなライトと、季節の食品や工芸品といったたくさんのお店を見れば気分が上がること間違いなしです。
コベント・ガーデン(Covent Garden)
コベントガーデンが誇る、およそ6メートルの巨大なシルバートナカイが出迎えてくれます。
エリア内では、ロンドンならではの工芸品や贈り物を見つけることができます。
12月の初旬には、グレートクリスマスプディングレース(Christmas Pudding Race)が行われます。
出場者は仮装をして、プディングを落とさずに障害物コースを奔走し、寄付を募ります.
ロンドン美術館(London Museum)
ビクトリア時代のサンタクロースのディスプレイがあります。
館内は、昔風の建物や石畳といった当時のショッピングアーケード風に作られています。
まるで、タイムスリップしたような気分を味わいながら観覧することができます。
セント・ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)
セント・ポール大聖堂(または聖パウロ大聖堂)では、ロンドンで最も人気のあるキャロルのサービスが行われます。
12月23日もしくは24日に訪れたら、大聖堂の隣(ペイターノスタースクエア(Paternoster Square))に設置されている大画面で、サービスの中継を見ることができます。
教会のきちんとしたサービスは、一度見てみると感慨深いものがあります。
キューガーデン(Kew Gardens)
キューガーデンは、ロンドンが誇る植物園。
王立公園(ロイヤルパーク)の1つであり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
冬のキューガーデンは、暗くなってからのライトアップが魅惑的です。
ライトアップされた彫刻、建物、植物はそれは幻想的です。
事前に予約をしてから出かけることをお勧めします。
スケート
冬といったら「アイススケート」です。以下の3つはロンドンで人気のあるスケートリンクです。
サマセットハウス(Somerset Hous)
“美しい新古典主義の外観の建物を背景に、ライブDJを楽しみながらスケートをすることができます。
週末にはスケートスクールも開催されます。
もちろん、スケートの後には(待っている間でも)フォートナム&メイソンの軽食を楽しんでくださいね。
ハイドパーク
ハイドパークでは、冬の機関には「ハイドパーク・ウィンター・ワンダーランド」が開催されます。
その中で、ウィンターワンダーランドアイススケートがあります。
スケートだけでなく、観覧車、広いクリスマスマーケット、サーカスなど盛りだくさんのアクティビティが用意されています。
ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)
ビクトリア様式の博物館をバックに、アイススケートをするのは風流なものがあります。
スケートリンクのオープン時期は、10月下旬から1月上旬にかけて。
リンクを照らす80,000以上のライトが揺れてとてもきれいです。
カナリーワーフのライトアップ(Winter Lights at Canary Wharf)
カナリー・ワーフ・タワーは、ロンドンの古くからの金融センター。
ここでは壮大なイルミネーションを堪能することができます。
特に1月には、海外からのアーティストのアレンジが加えられ、より明るくて華やかなイルミネーションが演出されます。
単なる電飾ではなく、芸術作品と呼ぶにふさわしい演出です。
ハイドパークでの寒中水泳大会(ピーターパン・カップ)
25日のクリスマスにロンドンに滞在するのなら、朝早く起きてハイドパークへ出かけてみてください。
ロンドンでは歴史のある「サーペンタイン・スイミングクラブ」による寒中水泳大会が催されます。
メンバー限定による、たった90メートルほどの水泳大会であり、消して距離は長くはありませんが、かなりの勇気がいるはずです。
「ピーター・パン・カップ」と呼ばれるこの大会は、ピーター・パンの作者であるジェームス・マシュー・バリーがカップを寄贈しています。
冬のセール、バーゲン
イギリスでは12月25日は国民の祝日です。
日本の元旦並みに、お店が閉店したり、電車やバスが間引き運転されます。
イギリス人は家族で集まってクリスマスを祝い、クリスマスプレゼントを贈り合います。
そのため、12月中は25日に間に合うようにとクリスマスショッピング客でごった返します。
26日はボクシングデー(Boxing Day)。
この日からあちこちでセールが始まります。
ショッピング目的でロンドン滞在をするなら、26日以降が狙い目です。
「ジャニュアリー・セール(January Sale)」と言われるように、1月中にもセールは続きます。
大晦日の花火(London New Year’s Eve Fireworks)
毎年、大晦日には、ロンドン・アイの辺りで観な花火が打ち上げられます。
まさにロンドンの大晦日の風物詩です。
これを見るためにロンドン内外から多くの人が集まり、ロンドンアイ周辺やトラファルガー広場がかなり賑わいます。
2014年から、この花火を見るためにチケット代が必要になりました。
2016年では1人につき£10(10ポンド)。
(ちなみにこの£10で利益が出ることはなく、混雑の管理、セキュリティなどに費やされるそうです)
チャイニーズ・ニューイヤ(中国の旧正月:Chinese New Year)
中国の旧正月である「チャイニーズニューイヤー」は、ロンドンでも盛大に祝います。
きらびやかでカラフルなパレード、無料で見物できるパフォーマンス、壮観な花火大会など、イベントが盛りだくさんです。
イベントは通常2月に行われますが、2017年の旧正月は「1月28日」であるため、翌日の29日に祝典などが行われます。
注目なのが、マジカル・ランタン・フェスティバル(The Magical Lantern Festival )です。
幻想的で魅惑的な灯篭や、50個以上のきらびやかな照明設備が新年を祝います。
カップルにも家族連れにもおすすめのイベントです。
おわりに
イギリスの1月・2月はかなり冷え込みます。
零下になる日もあるので、ロンドンの街歩きをする際には暖かい服装がおすすめです。
ただし、お店の中はかなり暖まっていることが多いため、簡単に着脱できるような服装がいいです。