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「テート・モダン」の行き方・見どころは?

テートモダン 観光

テムズ川沿いを見下ろす「テート・モダン(Tate Modern)」は、世界中から集めた現代アートのコレクション数を誇ります。
2016年6月に増築工事がやっと完了して、その外装も「現代アート」のように変身しました。

増築した建物は10階建て、「スイッチハウス」と呼ばれています。
現代アートを展示するスペースが6割もアップしたそうです。

スイッチ・ハウスは、ねじれたピラミッドのような形をしています。
あちこちに隙間を持たせながらレンガが装飾されているので、これにより、昼間は隙間からはいってくる日光で館内が明るくなり、夕方には館内の明かりが漏れるさまが幻想的です。

テートモダンで観ておきたい作品をご紹介します。
人気のあるものや、私が観たものなどをもとにしていますが、展示物は定期的に変更になります。
そのため「実際に行ってみたらちょっと違っていた」とうことも十分にあり得ますので、その場合はご了承ください。

目次

テート・モダンにはどんな作品がある?

テート・モダンが展示している有名な作品はたくさんあります。
あなたが「特にこれが見たい!」というものがなければ、館内をぐるっと回りながら以下にリストアップした有名な作品を見ていくといいと思います。

Maman (1999)

ルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)
展示場所:レベル4

ギャラリーの西側の入り口から入ると、広いスペースのタービンホールに入ります。
毎年、アーティストがこのスペースに作品を展示することになっており、この巨大な蜘蛛の作品で知られるルイーズ・ブルジョワが先陣を切ったアーティストでした。

現在は「レベル4」に違うサイズが展示されているようです。
大きな蜘蛛の姿に、一瞬ドキッとしますが、見れば見るほど不思議と愛着がわいてきます。

Marilyn Diptych(1962)

アンディ・ウォーホル:Andy Warhol
展示場所:レベル4

アンディ・ウォーホルはポップアートで有名なアーティスト。
マリリン・モンローの顔がたくさん並んだ作品は、あなたも1度は見たことがあるのではないでしょうか?

Seagram Murals (1950s)

マーク・ロスコ:Mark Rothko
展示場所:レベル2

マーク・ロスコによるシーグラム壁画。
彼が影響を受けたのがイタリアの図書館にあった赤、灰色、茶色の色調だったそうで、室内も「閉鎖的な図書館」「薄暗い部屋」「ちょっと重たい雰囲気」を感じます。

椅子があるので座って眺めていると、落ち着くような、眠くなるような気分になってしまいます。

画像が暗いのではなく、室内がこんな感じの「暗さ」です。
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ヨーゼフ・ボイス:Joseph Beuys

・Every Man is An Artist(1978)
展示場所:レベル2

・Lightning with Stag in its Glare(1958–85)
展示場所:レベル2
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パブロ・ピカソ:Pablo Picasso

・泣く女(1937) Weeping Woman
展示場所:レベル2

・Bottle of Vieux Marc, Glass, Guitar and Newspaper(1913)
展示場所:レベル4

・女性の胸像(1944)
展示場所:レベル4

・三人のダンサー(1925)The Three Dancers
展示場所:レベル2
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サルバドールダリ:Salvador Dalí

・ナルシスの変貌(1973)Metamorphosis of Narcissus
展示場所:レベル2

・秋の人肉食(1936)Autumnal Cannibalism
展示場所:レベル2

クロード・モネ(Claude Monet)

・睡蓮(1916)Water-Lilies
展示場所:レベル2
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草間彌生(Yayoi Kusama)

・The Passing Winter(2005)
展示場所:レベル2

芸術家、ファッションデザイナー、そして小説家である草間弥生さんの作品。

アンリ・マティス(Henri Matisse)

・かたつむり(1953) The Snail
展示場所:レベル2

・仕事場の内部(1903-4) Studio Interior
展示場所:レベル2

・ノートルダム大聖堂(1900) Notre-Dame
展示場所:レベル2

ロニ・ホーン(Roni Horn)

・Pink Tons(2009)
展示場所:レベル2

およそ4.5トンという重さなの、ガラスでできた作品。
側面からみると曇りガラスのようなのに、上から見ると透明なのが不思議です。

壁から離れた場所で、なおかつ、窓の近くに設置することで、きちんと日光に当たっている状態がベストな鑑賞環境だそうです。

ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)

・Cossacks(1910–1)
展示場所:レベル2

ピーター・ドイグ(Peter Doig)

・Ski Jacket(1994)
展示場所:レベル4

オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)

・Yellow versus Purple(2003)
展示場所:レベル2

テート・モダンの入場料・営業時間は?

テート・モダンの入場料は「無料」です。営業時間:
日~木、10:00~18:00
金・土、10:00~22:00

(週末に夜の10時まで開館しているというのはいいですね。
夜の美術館は神秘的な感じがします)

テート・モダンへのアクセス、行き方は?

・セント・ポール大聖堂から

目の前にあるミレニアム・ブリッジを渡ります。
セント・ポール大聖堂最寄り駅:セント・ポール駅(セントラルライン:Central Line)

・Blackfriars駅から
(サークルライン(Circle Line)、またはディストリクトライン(District Line)

駅を出たら駅をぐるっと回るように移動して「Blackfriars Bridge」という橋を渡ります。
渡り終わってしばらく歩いたら「Southwark Street」を左に曲がります。
高架橋の下をくぐり、「Hopton Street」に入ります。
右手に黄色いビルが見えますので、その前の通り「Hopton Street」を右に曲がります。

・Southwark駅から
(ジュビリーライン(Jubiee Line)

駅を出たら「Blackfriars Road」側に出ます(ガラス張りのビルの前)。
反対側へ渡ります(後で渡っても大丈夫です)
左手に見える高架橋の下をくぐります。

しばらく歩くと右手に「230」と住所が掲げられた建物が見えてきますので、その横の道「Burrell Street」に入ります。
高架橋の下をくぐって「Bear Lane」を左に曲がります。

「Southwark Street」という少し大きな通りに出たら、道を渡り、まっすぐ前方の道「Hopton Street」へ進みます。
右手に黄色いビルが見えますので、その前の通り「Hopton Street」を右に曲がります。

・ボートを利用する

「Tate to Tate」は、「テート・ブリテン」と「テート・モダン」の間を往復しているボート、40分おきに運行しています。
もし、2つの美術館に訪れる予定なら、テムズ川をボートでゆったり移動するのがおすすめです。

運行日時:
12月24・25・26日を除く毎日

チケット(切符)の購入:
・ 公式サイト(https://tickets.tate.org.uk)より、オンラインで購入する
・桟橋にある自動販売機で購入
・オイスターカードがあるなら利用できます

チケット価格:

・大人 £8.00(片道)、£16.00(往復)
(テート会員は割引が適用されます)
・子供(5~15歳)  £4.00(片道)、£8.00(往復)
・家族(大人2人・子供3人まで)£37(リバーローマー)

※チケット価格は一例です。
トラベルカード等を提示すると割引になりますので、確認してみてください。

テート・モダンについて、カフェ・レストランなど

テート・モダンは、古い発電所を利用して作られました。

・増築した部分は、「スイッチ・ハウス」
・最初の建物部分は、「ボイラーハウス」

と呼ばれています。
スイッチ・ハウスの10階から、ロンドンの街を360度のパノラマで眺めることができます。

スイッチハウスにはレストラン、カフェ、バーがいくつもあります。
またあちこちにソファがあるので、休みながら観覧することができます。

おわりに

現代アートは、絵画だけでなくさまざまな素材を用いて作られるものも多く、眺めるだけでも楽しいものです。
アートに興味があるひとならもちろんのこと、そうでないという人も少なからずとも感覚や脳を刺激しているはず。
(広々とした館内を歩くだけでもいい運動になります!)

館内を歩いていると、さまざまな作品が目に飛び込んできます。
モダンアートを理解する・しないに関わらず「楽しい時間を過ごしたもの勝ち」です。

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