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ロンドン・タワーブリッジ内部を上がってみる、橋が上がる瞬間を体験

タワーブリッジ ロンドン

ロンドンの象徴的なランドマーク、タワーブリッジを訪れるには、天気の良い日に出かけるのが一番です。私が訪れたのは、7月末の夏休みの期間でした。ロンドンは観光客で賑わっており、タワーブリッジ周辺も例外ではありませんでした。

この日私はロンドンパスを持っていて、ウェストミンスターを見た後にタワーブリッジへ向かうことにしました。

目次

ロンドン・タワーブリッジとは

タワーブリッジはロンドンのテムズ川に架かる橋で、ロンドン塔(タワー・オブ・ロンドン)とサザーク地区を結んでいます。この橋は、可動式橋(バスキュール橋)と吊り橋を組み合わせた独自の構造を持ち、船が通過する際には可動部分が持ち上がる仕組みになっています。設計は建築家ホレス・ジョーンズ卿によるもので、技師ジョン・ウルフ・バリー卿が施工を担当し、1894年に完成しました。

ホレス・ジョーンズ卿は、1881年に完成したレデンホールマーケット(映画「ハリー・ポッター」シリーズで「漏れ鍋」の入口として撮影された場所)や、スミスフィールドマーケット、テンプルバー記念碑(1880年)などを手がけたことで知られています。一方、ジョン・ウルフ・バリー卿は、1866年のキャノン・ストリート鉄道橋や、1886年のブラックフライアーズ鉄道橋など、多くの橋の建設に携わりました。

タワーブリッジの中に入る

ここで、少しだけ後悔したことは、事前にタイムスロットを予約していなかったことです。

あんなに人が多いとは想像していませんでした。タイムスロットを予約した人たちはスムーズに次々と入場していく一方で、私のようにタイムスロットなしで来た人は、当然ながら列に並んで待つことに。
タイムスロットを持っている人も多かったですが、私の後ろにも並んでいる人もたくさんいたのを見ると、予約なしで訪れる人も少なくないようでした。

タワーブリッジの橋が上がる

とはいえ、並んでいる間にもラッキーな瞬間がありました。ロンドン橋が上がる瞬間を、最初から最後まで見ることができたのです。

私の並んでいた位置は、ゲートから約20メートルの距離で、ゲートが閉まり、橋が上がっていく様子をよく見ることができました。その間も列はゆっくり動いていましたが、タイムスロットを予約していたらこの見物はできなかったでしょう。とても興味深かったです。

結局、20分ぐらいの待ち時間で入場することができました。

ロンドンブリッジの内部

いよいよ入り口を抜けて階段を登り始めます。ビクトリア朝時代の建築様式を反映した精巧な鉄細工と、頑丈な構造の階段が続いています。

ロンドン タワーブリッジ 内部 中
ロンドン タワーブリッジ 内部 中

途中には、橋の建設に関わった人々の紹介が展示されており、その歴史を感じることができます。内部のどこを見ても写真に収めたくなるような場面ばかりです。

ロンドン タワーブリッジ 内部 中

タワーブリッジの頂上部分を歩く

やっとのことで笑、タワーブリッジの最上部に到達しました。タワーブリッジの頂上には、観光客が歩ける高層歩道があります。この歩道は 2 つの塔を結んでいます。

そこからの眺めは、思っていたよりも素晴らしくロンドンの街並みが一望できました。ただ、夏休みの時期ということもあって、多くの人々が訪れていたため、なかなかの混雑具合でした。
それでも、他の観光スポットでは見られない視点からロンドンの景色を楽しむことができました。

ロンドン タワーブリッジ 内部 中 頂上

印象的だったのはガラス張りの床です。
床をのぞき込むと、眼下のテムズ川、そこを通るボートが見えました。タイミングが合えば橋が上がる瞬間も間近で見ることができるのかもしれません。課外授業らしき子供たちがたくさんいて、ガラスの上を歩き回ったり座り込んで何か作業をしていましたが、私は足がすくんでしまいそうでちょっと無理でした笑。

もう一方のタワーにも行きたかったので「すみません」と声をかけながら、ガラス床を避けつつ笑、人ごみをかき分けて進んでもう一つのタワーの方へと向かいました。

ホラス卿が設計した美しいタワーブリッジは、実際には内部ではこのように多くの人々で賑わっているのです!

おわりに

ロンドン塔側から見ると、改めてその美しさを再確認します。

ロンドン タワーブリッジ

タワーブリッジの近くにある、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」に出てくるオームのような形をした建物は、ロンドンの市役所です。

ロンドン 市役所
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