ハロッズ（Harrods）は、ロンドンを代表する高級百貨店で、ショッピングだけでなく観光名所としても人気でいつも観光客でにぎわっています。
1834年にチャールズ・ヘンリー・ハロッドが小さな食品雑貨店として創業し、19世紀後半に現在のナイツブリッジへ移転、1905年に現在の象徴的な建物が完成しました。
現在のハロッズは、ファッション、ジュエリー、化粧品、食品、インテリアなど、あらゆる高級品が揃う圧倒的な品揃えを誇っています。ウィンドウショッピングを楽しんだり、日本では手に入らない限定アイテムや、ハロッズのブランド商品をお土産に購入するのもおすすめですです。
ロンドンを訪れた際にはぜひ訪れたいスポットです！
ハロッズの最寄り駅はどこ？バッキンガム宮殿からの行き方は？
ハロッズへのアクセスはとても簡単です。
最寄り駅はナイツブリッジ駅（Knightsbridge Station：ピカデリー線）で、改札を出た後「Harrod’s」と表示された出口から外に出ると、すぐ目の前にハロッズがあります。もし他の出口から出てしまった場合でも、建物を目指して歩けばすぐに到着します。
ハイドパークコーナー駅（Hyde Park Corner Station：ピカデリー線）からくる場合は、駅を出た後、公園沿いを西に歩いていくとハロッズの大きな建物が見えてきます。
バッキンガム宮殿からハロッズへ
バッキンガム宮殿からハロッズに行くこともできます。
地下鉄を利用するなら、バッキンガム宮殿の横のグリーンパーク（Green Park）を通り抜けてグリーンパーク駅（Green Park Station）からピカデリー線を利用してナイツブリッジ駅で下車。
徒歩の場合（30分ぐらい）、Constitution Hillを進み、ハイドパークコーナー駅の前を過ぎ、そのまま公園沿いを西に歩いていくとハロッズの建物が見えてきます。
ハロッズからピカデリーサーカスへ
ハロッズからピカデリーサーカスへは、地下鉄が便利です。
ハロッズのそばにあるナイツブリッジ駅（Knightsbridge Station）からピカデリー線（Piccadilly Line）に乗り、ピカデリーサーカス駅（Piccadilly Circus Station）で下車します。
パディントン駅からハロッズへ
パディントン駅からハロッズへは、地下鉄（London Underground）を利用すると便利です。
サークルライン（Circle Line）またはディストリクトライン（District Line）でサウス・ケンジントン駅（South Kensington Station）で下車します。ブロンプトン・ロード（Brompton Road）を東に進むとハロッズに到着します（徒歩約10分）。
時間がある場合は、パディントン駅から歩いてハイドパーク経由でハロッズに行くルートもおすすめです。
所要時間は約30～40分ですが、ハイドパークの美しい景色を楽しみながら向かうことができます。パディントン駅から「ランカスターゲート（Lancaster Gate）」を目指し、そこからハイドパークに入り公園を横断します。「アルバート公記念碑（Albert Memorial）」方面に進み、道を渡ったところに「ロイヤル・アルバート・ホール（Royal Albert Hall）」があります。そこから左方面（ナイツブリッジ方面）へ進むと、ハロッズに到着します。
ハロッズの「エジプシャン・ホール」
ハロッズの「Hans Crescent」側には「エジプシャンホール（The Egyptian Hall）」と呼ばれるエリアがあります。ギフトショップへ向かうときに、地下へと続く「エジプシャンエスカレーター（The Egyptian Escalator）」を利用するかもしれません。
「エジプシャン？」と思われるかもしれませんが、このエリアは「エジプシャンエスカレーター」の周りに、古代エジプトのファラオやヒエログリフをテーマにした豪華な装飾が施された空間です。エジプトの壮麗な世界にタイムスリップしたような、あるいは大英博物館にいるかのような不思議な体験が味わえます。
このホールは、エジプト出身のモハメド・アルファイドがハロッズを買収した際に追加されました。彼は、エジプト文化を取り入れることで、ハロッズをさらに豪華で個性的なデパートにしました。個人的には、このエリアはハロッズで注目すべきスポットの一つだと思うのですが、実際、エスカレーターの前で写真を撮っていても、多くの観光客があまり気に留めずに通り過ぎてしまうことが多いような気がしました。
モハメド・アルファイドの息子ドディ・アルファイドは、1997年にダイアナ妃とともにパリでの交通事故で亡くなったことでも有名です。彼らはパパラッチから逃れるために高速で移動していた際、アルマ橋のトンネルで事故に遭い命を落としました。この事件は世界的に報じられ、アルファイド家は一躍注目を浴びました。
おわりに
ハロッズの地下には、ギフトショップだけでなく、書店や見るだけでも楽しめる常設のクリスマスエリア、食品売り場などがあり、日本では見かけない商品がたくさん並んでいます。日本人観光客も多く訪れています。
時間が許す限り、ぜひさまざまなエリアを巡ってみてください！
