(2023年8月に内容を修正しました)
ロンドン観光をじっくり楽しむためには、トラベルカード(1日券:Day Travel Card)を持っていると便利です。あらかじめこのカードを買っておくことで、ロンドンの交通網をスムーズに利用することができます。
地下鉄(Tube, Underground)や電車だけでなく、バス、トラム(Tram)、DLR(The Docklands Light Railway)も利用できますし、また、テムズ川でよく見かけるフェリーもこのカードを使うことで1/3の割引を受けられるとのこと(フェリー会社によるそうなので確認要です)。
似たようなトラベルカードに「オイスターカード」というものもあります。2023年2月以降、7ポンドのデポジットが不要になりましたが、購入する際の最低限のチャージ、残高の確認が必要です。カードが不要になったら券売機などで払い戻しができます。
オイスターカードを利用するとトラベルカードよりも若干お得になりますが、Zone1-6のトラベルカードとオイスターカードでZone6まで移動した場合の料金はあまり変わりません。
オイスターカードを使いたくない、またはコンタクトレスカード(デビットカード等)を持っていない場合は、トラベルカードがお勧めです。
オイスターカードよりも若干割高にはなるものの、ロンドン中心部で地下鉄を数回利用するなら、通常料金を払うよりも断然お得になります。
トラベルカードは残高や払い戻しを気にする必要がなく、最初に購入するだけで期間内・ゾーン内であれば、交通機関を自由に利用できます。
トラベルカードの買い方・どこで買える?
トラベルカードは、
・ヒースロー空港の地下鉄(Tube, Underground)
・地下鉄(Tube, Underground)、電車、DLR、Tram駅など
の窓口や券売機で購入できます。
地下鉄(Tube, Underground)ではこんな感じで券売機が並んでいます。
もしくは、
・ビジター・センター(Visitor Centre)
でも購入が可能です。
トラベルカードの購入方法はシンプルです。
最近では日本語が表示される機械が増えているので、日本語を選択できるかまずチェックしてみてください。
券売機はタッチスクリーン方式になっています。
まずは「Day Travel Card」を選択します。
以前は選ぶ項目がずらりと表示されていましたが、最近はより簡素化されたようです。
私はロンドン内を移動するときには、銀行のデビットカードを使うので(オイスターカードと同じ料金が適用されます)、最近のトラベルカードを買ったことがありません。
ただし、トラベルカードの最近の料金表を見てみた限りでは、以下の点を注意して選ぶようになると思います。
「Day Anytime」か「Off-Peak」
「Day Anytime」
Zone1-4
・チケットの日付と翌日の04:30までの出発に利用可能
・15.20ポンド
Zone1-6
・チケットの日付と翌日の04:30までの出発に利用可能
・21.50ポンド
「Off-Peak」
Zone1-6で利用可能
平日の09:30以降(月曜日~金曜日、または週末・祝日はいつでも)、チケットの日付と翌日の04:30までの出発に利用可能。
15.20ポンド
ロンドン市内は、中心部から外周部へと放射状にいくつかの「Zone」に分けられています。中心部が「Zone1」、ヒースロー空港があるような外の部分は「Zone6」です。
当然ながら外周部に行くにつれて料金が高くなりますが、トラベルカードに関しては最近は金額に違いがなくなってきているようです。
急いでいないかぎり「Day Anytime」の「Zone1-6」を購入しておけば、あちこち旅行できることになります。
オイスターカードでZone6まで移動した場合、課金される上限が14.90ポンドなので、トラベルカードの金額とさほど変わらないと言えます。
乗車人数
「乗車人数」を聞いてきますので、大人の人数、そしてお子さんがいらっしゃる場合は「Child(ren)」を選択して人数を入力します。
子供料金は「11~15歳まで」。
11歳未満は無料です。
トラベルカード
イギリスにお住まいの人は、普通電車で利用できるトラベルカードを持っていることがあるかと思います。
その場合、該当のボタンを選択することで、その分の料金が割引になります。
7日間、1か月、1年のトラベルカード
「7日間」、「月間」、「年間」トラベルカードもあります。
「7日間」と「月間」トラベルカードは、ロンドン内の新聞販売店のオイスターチケットストップ、地下鉄、エリザベスライン、ナショナル・レール駅の自動券売機、ビジターセンターで購入できます。
年間トラベルカードは、ヒースロー、キングス・クロス、リバプール・ストリート、ピカデリー・サーカス、ヴィクトリアのビジターセンターで購入できるとのことです。
(以前は「3日」のトラベルカードもありました)
トラベルカードの使い方は?
使い方は日本の電車に乗るときとほぼ同じです。
自動改札機の手前側にチケットを入れます。
機械の上の方にチケットが出てくるので抜き取ります。
そうすると通路が開きますので、そのまま進みます。
もしくは、イエローカードリーダーにトラベルカード(やオイスターカード、デビットカード)をスキャンすることでゲートが開きます。
もたもたしているとゲートが閉まってしまうので、開いたらささっと通ってください。
チケットが有効ではなかったり、何らかの異常がある場合には、赤いランプが点灯して通路が開きません。
たまに接触が悪くてゲートが開かないこともあります。
駅員さんに声をかけて切符を提示すれば通してもらえます。
イギリスの自動改札機は日本のものと比べて、ショボイというか、近未来感がないというか笑。
エラーを起こしたとしても多目に見てあげてください。
ウエストミンスターのゲートは「ライオンキング)」です。
おわりに
ロンドンの地下鉄では「プロのスリやたかりがいますので十分に注意してください」というような構内アナウンスがたまにあります。
財布や携帯を胸ポケットやお尻のポケットに入れたまま警戒心なしに歩き回ることのないように注意してください。
バッグは、チャックやフタがついている中身の見えないものがおすすめです。