イギリスといったら「紅茶の国」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
イギリス人がお茶を飲むことは長い伝統であり、何世紀にもわたって生活の一部となってきました。お茶はイギリス文化に深く根付いており、食事や休憩のためものだったり、友人や家族、同僚との社交の場としても重要な役割を果たしています（日本でいう「お茶でも一緒に」と似ています）。いくつかの研究によるとお茶には健康上の利点もあるとされています。
イギリスでは、クラシックな紅茶から香り豊かなアールグレイまで、多くの人々に愛されています。
その中でも「テイラーズ・オブ・ハロゲート（Taylors of Harrogate）」は高品質な紅茶ブランドとして広く認知されています。1866年に設立されたこのブランドは、紅茶の伝統を守りながらも進化を続け常に革新を続けています。
私も良く購入する紅茶はこのブランドの「ヨークシャー・ティー（Yorkshire Tea）」で、コーヒーも同ブランドの「Lazy Sunday Beans 3」や「Rich Italian Beans 4」を選ぶことが多いです。
(image: https://www.yorkshiretea.co.uk/より）
テイラーズ・オブ・ハロゲートとは
テイラーズ・オブ・ハロゲートは、1866年創業のイギリス・ヨークシャー地方に本拠を置く紅茶とコーヒーの専門ブランドです。創業以来、伝統的な製法を守りつつ、厳選された茶葉を使用して最高品質の紅茶を提供しています。
姉妹会社のベティーズは、ハロゲート中心のパーラメントストリート1番地で営業しており、テイラーズ・オブ・ハロゲートの紅茶やコーヒーを提供しています。
テイラーズ・オブ・ハロゲートのお勧め
テイラーズ・オブ・ハロゲートは多様なラインナップを誇ります。クラシックな「イングリッシュブレックファースト」「アールグレイ」「ダージリン」「アッサム」などはもちろん、季節限定のブレンドやフレーバーティーの種類も豊富です。
また紅茶だけでなく同じく高品質なコーヒーも人気です。
お勧めの紅茶
テイラーズ・オブ・ハロゲートの中でも特にお勧めなのは、「ヨークシャーティー（レッド）」です。濃厚で力強い風味が特徴で、一日のうちいつでも、ビスケットと一緒に楽しむことができます。アッサム、アフリカ、セイロンの茶葉を慎重にブレンドしており、ミルクティーとしても最適なので多くの英国家庭で定番となっています。
また、倫理的な調達に取り組んでおり、茶農家の公正な扱いと持続可能な慣行を保証しています。
「ヨークシャー ゴールド」はクラシックなヨークシャーティーのプレミアムバージョン。お茶愛好家が好む濃厚でコクのある最高級のブレンドで、ミルクや砂糖とよく合います。
コーヒー
リッチイタリアンロースト（Rich Italian）：濃厚で力強いブレンド。風味豊かなプロファイルが特徴です。力強くコクのあるコーヒーがお好きな方にお勧めです。
ホットラバジャバロースト（Hot Lava Java）：フルーティーさとチョコレートの風味が融合した中深煎りのコーヒーです。バランスのとれた一杯が楽しめます。
ディカフェ（Decaffeinated：カフェイン抜き）：豊かな風味はそのままのディカフェコーヒー（個人的に普通のローストとカフェイン抜きを一緒に購入しています）。
フレーバーティー
柑橘系の風味をブレンドした爽やかな「レモン&オレンジ」、心を落ち着かせる効果で知られる心地よいハーブティーの「カモミール」、フルーティーな香りと甘い香りが絶妙な「ラズベリー&バニラ」、爽やかで元気が出る消化に良い「ペパーミント」、ジャスミンの香りが薫り高く軽やかな「ジャスミン茶」など、紅茶商ならではの風味豊かなブレンドを楽しむことができます。
また、テイラーズは煎茶やジャスミンなどの緑茶も提供しています。
商品の購入できるところ
テイラーズオブハロゲートの商品は、イギリス国内のスーパーマーケットや専門店で購入できます。また、オンラインでも手軽に購入可能で、公式ウェブサイトやアマゾンなどの大手通販サイトで取り扱われています。
国際配送にも対応しているため、日本をはじめ世界各国から注文することができます。
日本ではアマゾン、楽天、ヤフーショッピング、メルカリ、一部デパートで取り扱いがあります。
テイラーズ・オブ・ハロゲートの歴史
テイラーズ・オブ・ハロゲート（Taylors of Harrogate）は、1886年にチャールズ・エドワード・テイラーによって設立された、イギリスの老舗紅茶ブランドです。創業当初は、ハロゲートのパーラメントストリートで小さな紅茶とコーヒーの店としてスタートしました。
テイラー氏は早くから、ヨークシャー地方各地の水質に合った紅茶のブレンド方法に注目していました。彼の熱意と高品質の紅茶、そして独自のブレンド技術はすぐに評判となり、地元だけでなく広範囲の地域で愛されるようになりました。
また、ハロゲートという高級スパリゾート地での紅茶需要にも目をつけたことが功を奏し、特に第一次世界大戦後には紅茶の消費量が増加し、同社の成長に大きく寄与しました。
1962年には、ハロゲート（イルクリーやヨークにも店舗がある）の人気老舗カフェ「ベティーズ（Bettys）」と合併。これにより、両ブランドはそれぞれの強みを生かしつつ、さらに魅力的な商品を提供しています。
おわりに
イギリスの紅茶文化を体感してみたいと思われたら一度、テイラーズ・オブ・ハロゲートの紅茶を試してみてください。
イギリス旅行にいらっしゃる際にはぜひお土産としていくつか購入されるのがお勧めです！
