渡英するなら必須!イギリスのお金の数え方・読み方

2023年5月25日

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渡英することが決まっているなら、事前に、イギリスの通貨について予習しておくことがおすすめです。

お金の計算は大丈夫でしょうけど、日本の硬貨とは形も違うし、英語で数えなくてはいけないので、本番で焦らないように、間違えないようにしたいですね。

イギリスのお金の単位は?

イギリス内で使われる通貨は「ポンド(£、pound、pound sterling)」です。

2017年1月10日現在の「1ポンド」は「140.65円」です。
1ポンドを基本にしてイギリスのお金の説明をしていきますね。

1ポンドは、ちょっと厚めの硬貨です。
硬貨の側面に刻印がしてあります。

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その上が2ポンド。
金と銀の2色で、よりも高価に見えます。

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その上が5ポンド紙幣。

最近、この紙幣がプラスチック紙幣(ポリマー紙幣)に変わりました。
ポリマー紙幣は通常の紙幣よりも寿命が長いという利点があります。

さらに、高度な技術を用いて製造されるため、偽造するのが難しいそうです。
このポリマー紙幣、一部が透明になっています。

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「水にぬれても破けない」ので、「うっかり洗濯しても安心!」と言いたいところですが、「うっかり乾燥機に入れてしまう」と、縮んでしまうそうです。
(私は5ポンドが惜しいので試したことはありません!)

その上は10ポンド紙幣、20ポンド紙幣、50ポンド紙幣です。

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イギリスのお金ってどうやって数える?

今度は、1ポンドより小さい金額を見ていきます。

1ポンドの下は、

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・50ペンス(50 pence:フィフティー・ペンス、「50p」:フィフティー・ピーでも通じます。)
・20ペンス(20 pence:トゥエンティ・ペンス、「20p」:トゥエンティ・ピー)
・10ペンス(10 pence:テン・ペンス、「10p」:テン・ピー)
・5ペンス(5 pence:ファイブ・ペンス、「5p」:ファイブ・ピー)
・2ペンス(2 pence:トゥー・ペンス、「2p」:トゥー・ピー)
・1ペニー(1 pence:ワン・ペニー、「1p」:ワン・ピー)

※「ペンス」という単位は「ペニー」の複数形です。
「ペニー」を使うのは「1ペニー」だけなので、それさえ覚えておけば、後は「○○ペンス」です。
もしくは、いつも「○○ピー」と言ってしまえば簡単です。

スコットランドではお金が違う?

上記で説明したお金は、英国内で共通です。
ですので、スコットランドでもちろん使うことができます。

でも、スコットランドではスコットランド独自の紙幣が流通しています。
そのため、スコットランドに出かけて知らない紙幣を受け取ってびっくりするかもしれません。

面白いことに、スコットランドの3つの銀行が、それぞれが独自のデザインの通貨を発行しています。

例えば、「The Royal Bank of Scotland」なら、
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「Bank of Scotland」
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「Clydesdale」
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スコットランドの5ポンド紙幣も、英国と同じようにポリマー紙幣に移行しています。
スコットランドのプラスチック(ポリマー)紙幣

英国内で異なるのは紙幣のみです。
硬貨(コイン)は英国内、すべて共通です。と同じものを使用しています。

スコットランドの紙幣は英国内でも使うことができます。
スコットランドとイギリス間で為替レートはありません(あたりまえですが)。

1ポンド硬貨も新しいデザインに移行予定

イギリスでは2017年3月に、1ポンド硬貨もデザインが新しくなります。
新英国1ポンドは「12角形」で「金と銀の2色」。

現在流通している1ポンドコインの何割かは「偽物」であるらしく、こちらも偽造しにくいデザインになっているそうです。

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(画像:http://www.royalmint.comより)

おわりに

個人的な話ですが、その昔、始めてイギリス旅行の際に日本の銀行でポンドを用意したことがあります。

渡されたポンドの中に「新札の50ポンド紙幣」が何枚も入っていました。

いざ、渡英してから買い物をするのに50ポンドを差し出したのですが、お店の人にとても怪訝そうな表情をされました。
その50ポンド札の「透かし」を確認したり、「手触り」とか「印刷の状態」なんかを何度も調べてやっと受け付けてくれました。

実は、イギリス人でも普段から「50ポンド紙幣」ってあまり使わないんですね。
大きくても「20ポンド」がせいぜいです。

そのため、アジア人の私たちが50ポンド(しかも新札)を使おうとすると、怪しまれるかもしれません。